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Newsお知らせ

エピ研リソースセミナーのご案内(2023年9月14日(木)12:00~)

2023.09.05

会員各位

日本エピジェネティクス研究会は、有用な研究情報の交換を促すべく、研究会ホームページにリソース欄を新設しました。さらに、同欄掲載のツール等について会員の皆さんが開発者とフランクに話が出来るようなZoomセミナーの開催を検討してきました。 この度、リソース欄掲載の第一弾「RNAseqChef」を開発された衛藤貫先生が、Zoomセミナーを開催して下さることになりました。皆さん、奮ってご参加の上、活発にご議論ください。 また、リソース欄で共有したい研究情報をお持ちの方は、事務局までご一報ください。こうした活動を通して、年会以外にも有用な研究交流の機会を提供してゆきたいと考えておりますので、宜しくお願いいたします。

代表幹事・伊藤隆司

演題

RNAseqChef: 遺伝子発現変動を自動的に可視化するRNA-seq統合解析ツール

演者

衛藤 貫(熊本大学発生医学研究所)

要旨

RNAシーケンス(RNA-seq)は網羅的な遺伝子発現変動解析(DEG解析)に不可欠なツールである。原著論文で使用されたRNA-seqのデータセットは誰でも再利用できるようにGene Expression Omnibus(GEO)に集約されている。現在、数万以上のデータセットが再解析可能な状態にあり、一般的に利用される組織・細胞株のデータも豊富にあるので、分子生物学の研究を進める上で有益な情報が得られる可能性を秘めている。しかしながら、DEG解析は煩雑で時間も要するために、短時間で再現性のあるデータ解析をするためには情報科学の専門知識が求められる。そこで私は、専門的知識不要で再現性のあるデータ解析が可能となるウェブツール(RNAseqChefと名付けた)を新たに開発した1,2)。RNAseqChefは、RNA-seq解析により得られたカウントデータを自動的に解析・可視化するツールである。RNAseqChefを用いることで、単一のデータセットの解析のみならず、複数のデータセットの統合解析が直感的な操作のみで可能となる。本セミナーでは、具体的にどのような解析ができるか概要と操作方法を説明する予定である。
(参考文献)
1) Etoh K. & Nakao M. J. Biol. Chem., 2023. (Editors’ Pick選出)
2) 衛藤 貫, 中尾 光善. 実験医学 2023年9月号(クローズアップ実験法)

日時

2023年9月14日(木)12:00~13:00

アクセス情報

アクセス情報については、9月5日にお送りした会員メールを参照して下さい。
(非会員で視聴ご希望の方は事務局までご一報下さい)

お問い合わせ先

日本エピジェネティクス研究会事務局
E-mail: jse-jimukyoku@ml.gunma-u.ac.jp
TEL: 027-220-8111

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