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当研究会についてAbout us

代表幹事より

この度、第7 代日本エピジェネティクス研究会代表幹事を拝命いたしまし た。来年(2026 年)は、エピジェネティクス研究会が発足して20 年となり、 2027年の年会は20回目となります。エピジェネティクス研究会には設立時か ら参加させていただいておりますが、このような節目の時期に大役を仰せつかることになり、身の引 き締まる思いです。3年間よろしくお願いいたします。

エピジェネティクス研究会が発足したときは、エピジェネティクス研究が広がっていく時期で、 DNA メチル化やヒストン修飾の基本的な制御機構やそれらの解析技術などが確立途上にあり、さま ざまな生物や現象を研究対象とする研究者が新しい情報を求めて会に結集してきました。20 年近く が経って、エピジェネティクス制御に働く化学修飾の基本的な役割が明らかになるとともに、基盤的 な解析技術も確立し、様々な細胞種でのヒストン修飾、DNAメチル化、クロマチン高次構造などに関 する情報が急速に蓄積してきました。しかしながら、エピジェネティクスの全貌が明らかになったわ けではありません。逆に、エピジェネティクスが多くの生命現象に関わることがわかり、また、複雑 であることから、その理解がますます重要になっています。解析技術に関しても、細胞集団のバルク での解析から単一細胞解析へ、単離された細胞の解析から空間解析へと高度化が急速に進んでいます。 エピジェネティクスやエピゲノムに関する膨大な情報があふれ出る現在であるからこそ、関連分野の 研究者がエピジェネティクス研究会に結集し、直接議論を行うなかで情報を交換・整理することは、 個々の研究者にとって重要であるばかりでなく、日本のエピジェネティクス研究の発展にもつながる と思います。

エピジェネティクス研究会の会員数は、初期には右肩上がりで増加していきましたが、現在は一定 の落ち着きを見せています。年会費に関して、設立時から一般会員は3000円、学生は1000円という 比較的低価格で運営されてきましたが、近年の物価高もあって、2026 年度から一般会員の年会費が 5000円に改定されました。会費が上がった分、より充実した活動を行っていきたいと思います。伊藤 隆司前代表幹事や近藤豊広報委員長をはじめとした広報委員会のご尽力により、今年度からWebinar が始まりました。このような企画や年会などを通じてエピジェネティクス研究の発展に尽くしたいと 思います。

東京科学大学 総合研究院 細胞制御工学研究センター 教授 木村 宏

東京科学大学 総合研究院
細胞制御工学研究センター
教授 木村 宏

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